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犬のケージはいつまで必要?

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犬のケージは一生必要?

 

パピーの頃使っているケージ、いつまで使うべきでしょうか?

 

仔犬を迎え入れた時には、ケージを使うのが一般的ですね。

目を離したら、どこへ行ってしまうか?どこでトイレするか?どこで何をするかわからないパピー期は、ケージ利用または部屋を仕切りエリア分けをしておくのが無難です。

このケージ利用、いつまで続けるべきか?迷われる飼い主様は非常に多いです。

 

トイレが安定したらケージ解放してもいい?

 

本日は、生後4ヶ月の中型犬の初回トレーニングにうかがいました。

(ちなみに写真を撮り忘れたため、写真は「ケージと犬」のイメージ画像です)

緊急事態宣言後に仔犬を迎え入れた方、多いですね。今回で5件目のお宅になります。

 

本日のお宅は、仔犬を迎え入れてちょうど2ヶ月でしたが「トイレが安定してきた」ため既にケージを使っていませんでした。

生後4ヶ月でケージ不使用にするのは比較的まれなケースですが、トイレが安定したら、ケージから出している時間が長いお宅は多く見かけます。

この時期はまだ歯も生え変わっていませんし、まだまだやんちゃ盛りですので、目を離して放置すればあちこち噛んだりイタズラしたりするのはつきものです。

この行動に対し、初めから噛まれて困るようなものを排除したスペースを確保し、その行動を「特に問題視」しないのであれば、飼い主様にとってもケージ利用することには、あまり価値がないかもしれません。

今回も、遊びが足りない時などにふすまを噛まれたり、お布団の上でトイレされてしまったり・・・・何度かそんなことはあったようですが、飼い主様は「なぜそうしたのか?」理由も把握しており、この程度は想定内のご様子?でしたので、あえて今後ケージ利用に戻すことまではオススメしませんでした。

 

ただ、ちょっと気になるのは、同居家族に小学校低学年のお子様が二人いらっしゃること。

大人は、犬の反応を見ながらうまく対処できても、子供の場合、犬と子供の居空間が平等だと、彼らの関係は彼ら任せになりやすくなります。そのため、お子様が犬にとって下に見られるようになり、子供の行動に犬が文句を言うようになる可能性もゼロではありません。

大人自身はちゃんと対応できる自信があっても、特に小学生以下のお子様がいらっしゃるお宅では、犬が若いうちはまだケージ利用を継続するほうが望ましいと思います。

今回も、ケージは使わなくても、リビングに隣接する和室にちょっとした柵を設けて、お食事中などにそこで待機させる練習をしておくことをオススメしました。

 

おススメは生後1歳6ヶ月以降

 

ちなみに、「ケージ利用はいつまで続けたらよいでしょうか?」と聞かれた場合、私からは「生後1歳6ヶ月以降に徐々に解放を増やしましょう!」とお伝えしています。

 

ケージ利用に限らず、様々なことにおいてどうすればよいか迷うこと、沢山あるかと思います。

リビング以外の部屋(各々の個室)への出入り・ソファの上に乗せていいか・一緒に寝てもいいか?などなど・・・・このように何か迷った時には、1歳6ヶ月までは犬にとって都合の悪い方を選択しておくことをオススメいたします。

あくまでも「迷った時」の判断指標として参考にしてくださいね。

 

災害時にはケージでの避難が必要になります

 

また、1歳半以降家の中のケージは不使用になったとしても、車での移動時や動物病院への通院、来客時など、必要な時にはいつでもケージ利用できるように準備しておきましょう。

 

地震や風水害などにより避難する際には、ケージの使用が必須となります。

車での同伴避難もありですが、状況によっては車が使えなくなる可能性もあります。

不測の事態に備え、いつでもケージでの待機が当たり前にできるよう、準備しておくことは大切です。

 

入院する可能性もあります

 

ペットが病気やケガで入院した時にも、ケージで落ち着いていられるワンは、傷の回復も順調で治りも早くなります。

 

あまりにも騒いで暴れてしまうワンの場合「傷口が開いてしまう可能性があるのでお迎えに来てください」と、術後間もない状態にもかかわらず退院させられてしまうケースもあります。

 

術後間もないワンのケアを、傷口を舐めないように、ジャンプなどして傷口が開いたり、幹部をぶつけたりしないよう見張らなければいけないのは、飼い主様にとってもかなりのプレッシャーとなります。

 

やはりケージの練習は、様々な場面を考慮して、是非おこなっておきましょう。

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