DOG SCHOOL リーディング

おやつを使ったトレーニング

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昨日は、3月以来3ヶ月ぶりに「週末グループレッスン」をおこないました。

参加頭数は、大型犬5&小型犬3の計8匹。

内容はメンバーを見ながら、都度思いついた内容をお伝えしています。

今回は、おやつのあげ方と呼び戻し練習のコツについてを中心におこないました。

 

おやつのあげ方

 

トレーニングの際おやつを使うと、犬のモチベーションがあがり、また覚えも早く、良いパフォーマンスを発揮します。

トレーニング中適度におやつを取り入れることは、飼い主様と犬とのより良いコミュニーケーションの為に大きな役割を果たしてくれます。

 

ただ、実際飼い主様がおやつを使いながら犬に指示を出す様子を見ていると、おやつを欲しがる犬に飼い主様がコントロールされてしまっている?ような場面も多く目にします。

 

おやつを手に持っている時しかやらないのですが・・・・

 

おやつを手に持って指示を出すと、犬はその手の中のおやつ欲しさに素早く動作をおこなってくれます。

そして、その動作(例えば「スワレ」)をおこなったら、飼い主様はすぐに手に持ったおやつを犬の顔の前に出すのですが、その時にはすでに犬のお尻は上がり「スワレ」の姿勢は継続されていない・・・・よく見る光景です。

指示された時にはその動作が出来ていても、「マテ」をセットにして教えないとせっかく覚えた動作も瞬間芸になってしまう傾向がありますが、基本、おやつを使って教える時には、おやつを差し出して食べ出す時まで、指示された姿勢を継続させることが望ましいと考えています。

 

動作を教え始める初期の段階ではおやつを手に持っておこなっても構いません

 

おやつを手に持っておこなう場合、【Step1】スワレ→座ったらすぐにおやつ、が理想ですが、徐々に座った後あげるまでの時間を少し長くしていき、同時に「マテ」を言いながらマテもセットで教えていただきたいものです。

手に持った状態で指示に素早く反応し、【Step2】スワレ→マテ→しばらく間を開けて→おやつ

このように少しマテもできるようになってきたら、段階を踏んで以下のような順序でおこなってください。

【Step3】スワレ→マテ→褒めながらおやつ(この時、褒めても「スワレ」の姿勢が継続できるよう、派手にほめ過ぎないこと。)

【Step4】①スワレ→②マテ→③褒める→④少し間を開ける(マテ)→⑤おやつ

 

このように褒めた後も「マテ」を継続できるようになったら・・・・

 

次はおやつを手に持たない状態でおこないましょう

 

今まで右手で指示を出しておやつをあげていた方の場合。

ポケットの中や先ほどおやつをあげていた時とは逆の手(左手)におやつを持ち、おやつを持たない右手で先ほど同様に支持を出します。

①スワレ→②マテ→③褒める→❹右手は動かさずに「マテ」を言いながら左手から右手におやつをバトンタッチ→⑤右手からおやつ

②③を省いて、①→❹→⑤だけでも最初は構いません。

 

座らない時は、お尻を押すなり、リードを使うなりして、その姿勢をとらせてあげましょう。

このような時でも、必ず!おやつをあげてください。

 

なかなか思うようにおやつがもらえないと、吠えたり飛びついたりして、「早くちょうだい!」と訴える子もいますが、ここはしっかりとリード対処でさせないようにしておきたいですね。

この時、「ダメよ」「まだ」などと言いながら手を引っ込めると、益々飛びつき癖や吠え癖は悪化する傾向があります。良くない動作はしっかりと制して、要求してももらえない、欲しければ指示に従う。ことを学習させましょう。

 

おやつは最良のモチベーションですが、うまく使いこなせず犬の要求に合わせておやつをあげるような順序になっている飼い主様も多くいらっしゃいます。よいアイテムではありますが、使い方によってはむしろマイナスになっているお宅も・・・・

使うならしっかりとやり方を勉強し、闇雲に使い過ぎないよう取り入れていきましょう。

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