生意気盛り?
先週初回トレーニングをおこなったポメちゃん
最初はトイレや甘噛み問題でトレーニングのご依頼を受けたお宅ですが・・・・
ご訪問時、ケージ内でも排泄場所が定まっておらず、ウンチを踏んでしまうため飼い主様のご負担も大きく、トイレ位置の工夫やコマンド誘導の方法などをお伝えし、さらに服従姿勢や体のあちこちを触るなど、日ごろから様々なお手入れ行為に慣らしておくようお伝えしていました。
トレーニング中、少々私の手に「やめてくれ!」と言わんばかりに噛む行為が見られたため、あまり取り合わず&決して叱らず、スマートにクリアするよう方法もお伝えし、ひとまず1ヶ月間は週2回程度のトレーニングをおこなうことにしたのですが・・・・
以前より反応が悪くなりました
初回から3日後のトレーニング時には、以前はなかったような場面でも唸ったり噛む行為が見られるようになったとご報告がありました。
このような反応は特に、成犬や生後7~8ヶ月以降にトレーニングを始めた子に多く、今までやらなかったことを突如始めたことで一時的に反抗心が芽生え、強い反応を出すようになることがしばしば見られます。
人間の場合でも、今まで自由だったところに急にルールを決められたりすると、納得いかなかったり、ルールを無視したりする人もいますが、それと似たような感覚です。
今回のポメちゃんは生後4ヶ月を過ぎたところですが、生後4~5ヶ月のこの時期は第一次反抗期的なタイミングも重なり、強い反応が出てしまったようです。
状況はさらに悪化?
引き続き継続する様お伝えしつつさらなる注意ポイントなどもお話ししましたが、2日後のご訪問時には状況は少々エスカレート傾向?
飼い主様は、とにかくお子様に危害が及ばないよう、トラウマ経験をさせないようにしたいと強く願っていますが、一度お子様の前でママが噛まれるところを見てしまった!とのことで、状況は深刻です。そこで、服従姿勢時やブラッシング時、足を洗うタイミングなど、体を触る、お手入れ行為する時にはリードを付けて対処することにしました。
実際リードを付けると、トレーニング中に反応が無くなり、噛む代わりに手を舐める行為へと変化が見られましたが、もちろん安心してはいけません。同様の対処を飼い主様がどの程度実行できるかにかかっています。この時に、つい、ちょっとだからとリードを付けずに行動し、噛まれた時によからぬ反応をしてしまう飼い主様も多いので、ここは面倒がらずにマメにリードを付けることが重要です。
悪いことばかりではありません!
そうは言っても悪いことばかりではありません。
トイレトレーニングでは、ベッドを変更したりトイレの位置をずらすなどの工夫により、成功率は徐々に上がってきていますし、服従姿勢&お手入れ行為の後にしばらく犬じゃらしで遊ばせて、「ダセ」と言えばちゃんとおもちゃを口から出すし、遊び終わった後にトイレ誘導すれば、そのタイミングで排泄できるようになってきました。
こんなにガッチリ噛んでいるおもちゃも「ダセ」と言えば離しますよ!
基本的な反応は少々エスカレートしているため、次回はまた2日後に様子を見ることになりました。元々、育犬にかなり悩まれてご相談を受けたお宅なのでちょっと心配です・・・・
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