ハーネスに慣れない@その原因は?
1週間後にお散歩解禁
昨日初回トレーニングにうかがったマルプーちゃん、あと1週間でお散歩解禁となります。
お散歩解禁前にリードや首輪(胴輪)を付けて慣らしておく
いよいよお散歩解禁となった時に、首輪(胴輪)はじめて、リードはじめて、お外はじめて!では、初めてずくしで一歩も歩けない、なんてワンも決して少なくありません。
今のうちから抱っこで散歩をし、お外の環境に少しずつ慣らしておくことと、室内でリードと首輪(胴輪)に慣らしておくようお伝えしたのですが、実は、ハーネスに慣れないとのこと。
2~3度試してみたものの、装着すると固まってしまい動けないのだそうです。
そこで確認のため実際に付けていただくと、まずハーネスを見てすでに反応している様子のマルプーちゃん。そして装着しようとした瞬間から少々抵抗、その後床に下ろすとあまり動きません。
特に小型犬では、洋服を着せたら動かなくなった、首輪付けたら動かなくなった、と言うのはよく聞く話で決して珍しいことではないのですが・・・・
ハーネスを怖がる明確な原因が判明
その後ハーネスを付けたまま抱き上げ、一度バックルを外して再び付け直すと、バックルの音がかなり大きいのが気になります。さらに、バックルの横の金属リングが当たる音がするたびにどうもビクついているように見えました。
とても良い形状のハーネスでいいものなのですが、小型犬用にしてはバックルが大きく、リングの金属も太くてしっかり大きい。
参考写真:
今回のワンちゃんが付けていたハーネスではありませんが、このような形状のタイプでした
どうやら、首の後ろの見えない位置で、バチン!とバックルの大きな音が鳴り、その後も自分が動くと、頭のすぐ後ろでカチャカチャ金属の当たる音が度々聞こえるのが怖くて、動けなくなってしまったようです。
首輪やハーネスに慣らす手順
本来首輪や胴輪に慣らす場合、それらを付けたらゴハンを食べさせるとか、おもちゃを振り回して遊んであげるなど、気を紛らわして徐々にその存在を「付いていて当たり前のモノ」と認識させていきたいのですが、今回マルプーちゃんの場合は、音が怖い子なのでこのようなやり方は逆効果です。できるだけ音が鳴らないよう最初にリングを開いておくとか、一時的にテープで止めてしまうという方法でもよいかもしれません。
仔犬を迎え入れたばかりで今回首輪は持っていませんでしたが、なかなかハーネスに慣れないようなら、まずは軽めの首輪をご準備いただき、慣らすことをオススメしました。
リード・首輪(胴輪)はしっかりしたつくりのモノを
今回の仔犬ちゃんの場合、バックルやリングが体の割には大きく、音も大きくて怖がってしまいましたが、そうは言っても、リードや首輪(胴輪)は安全具=命綱ですので、細すぎたり小さすぎるモノよりは、頑丈でしっかりしたモノの方がおススメです。ただ、初めて付けるにはちょっと厳しいタイプの子の場合は、お散歩には使わないけど細い軽いものを用意してあげると、早く慣れてくれるかもしれませんね。
問題が生じた時には原因を考えてみる
先日の、逃亡してしまったシェルティちゃんの場合もそうでしたが、ただ闇雲に逃げてしまった・怖がっているわけではなく、どちらもよくよく探れば明確な原因がありました。原因がわかれば、もう少しマイルドにする工夫や一時的に使用を止める、別のアイテムを使うなどの方法で、犬のストレスを軽減(排除)することができます。
何か問題が生じた時には、まずなぜそのような反応(動き)をしたのか?観察したり、状況を振り返るなど、まずは原因追及に努め、原因排除や慣らすための工夫などを考えてあげましょう。
問題発生時の原因追及は、とっても重要です。
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