災害時にペットと避難する際の注意点
先週、九州地方において大雨により河川が氾濫し、多くの家屋が浸水被害を受け多くの犠牲者も出てしまいました。
このたびの豪雨災害により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害を受けられた皆様には謹んでお見舞い申し上げるとともに、被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
区役所に置かれた「風水害時ペットと避難する際のお願い」プリント
6月終盤、ギリギリのタイミングでキャビィの狂犬病予防接種をしてきました。
都内にある、親元かかりつけ医でお世話になっているため、役所への登録は自身でおこなう必要があり、接種後区役所へ行きました。
区役所の衛生課窓口に行くと、犬の健康手帳やマナーブックなど、ちょっと役立つアイテムや、知ってて損はない情報を得られるプリントなどが幾つか置かれています。そんな中で今回目に付いたのが「風水害の時ペットと避難する際のお願い(川崎市)」プリント。
被災時にペットと避難する可能性を考える
犬や猫、その他のペットを飼われている飼い主様は、緊急時にペットと避難することについて考えたり、家族と話し合ったことはありますか?
人間用の非常用持ち出し袋を準備するだけでも、1人につきお水一日最低2Lとか、食料がどのくらいだとか、実際には準備しきれていない方も多いかと思うのですが、忘れてはいけないのが、ペットとの同行避難についてしっかり準備しておくことです。
ケージ使用は必須条件です
まず第一に、避難所では同じスペースにペットと人は一緒に入れない、のが大前提です。
時々それぞれの自治体の判断で、そのような部屋を設置してくれるケースもあるようですが、どこでもそれがあるわけではありません。
「同伴避難ではなく同行避難」が通常と考えましょう。
そして、同伴にせよ同行にせよ、いずれにしてもケージ利用は鉄則です。
ケージに入っておとなしくしていられるようなトレーニングは、パピーの頃からしっかりとおこなっておきましょう。
自宅を訪れた動物嫌いの方(電気修理や工事の方など)などへの配慮にも役立ちます。
避難時には車で過ごす予定だから大丈夫?
実際には、「ペットと一緒に避難所に入れないから車で過ごす」と言う飼い主様が非常に多いようですが、今回の豪雨災害のように、もしも車が流されてしまったり、また地震などでガレージの下敷きになり車が動かせなくなった時には、そうもいかなくなります。
やはり不測の事態に備えて、是非、ケージのトレーニングはしておいてもらいたいものです。
入院時にも役立ちます
ペットが病気やケガで入院した時にも、ケージで落ち着いていられるワンは、傷の回復も順調で治りも早くなります。
あまりにも騒いで暴れてしまうワンの場合「傷口が開いてしまう可能性があるのでお迎えに来てください」と、術後間もない状態にもかかわらず退院させられてしまうケースもあります。
術後間もないワンのケアを、傷口を舐めないように、ジャンプなどして傷口が開いたり、幹部をぶつけたりしないよう見張らなければいけないのは、飼い主様にとってもかなりのプレッシャーとなります。
ペット専用の非常用持ち出し袋を準備
非常用持ち出し袋には、是非ペット用も準備しましょう。
ケージ、フード&食器、リード&首輪はもちろんのこと、もしもはぐれてしまった時の為にもネームプレート、ペットシーツ、ケージに掛けたりケージ内に敷いて使えるような大きめの掛け布、掃除グッズなども必要です。普段ペットをお世話する際近くに置いて使っているものは、非常袋にも準備しておきましょう。
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