DOG SCHOOL リーディング

犬の呼び戻しの練習 《室内編》

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呼んでも全然来ないのですが・・・・

 

現在生後5ヶ月のヨーキーちゃん。

いつも大歓迎で興奮し、室内を駆け回り・・・・なかなかのお転婆ぶりです。

前回まではトイレが一番の問題でしたが、この2週間で失敗は一度きり。だいぶ安定してきたようです。

本日気になる問題は、室内で「呼んでも殆ど来ない」こと。

 

ごく幼いパピーのうちは通常楽しげに呼べば殆どの場合来るのですが、月齢が進むにつれて来なくなる場合が多く、その最大の原因は「行ったら嫌なことがあった」と言う学習です。例えば、行ったら捕まって「ハウスに入れられた」とか「耳掃除やブラッシングをされた」などなど。この学習が増えると、徐々に「なんで呼ばれてるんだろう?また何か嫌なことされるんじゃ?」と思い、来なくなってしまいます。

それでもパピーのうちは、通常殆どの子は楽しげに下がりながら呼べば、大体はまだ来てくれる子が多い。ただ・・・・ここで捕まえたり触ろうとして手を伸ばすと、ピューン!とものすごい勢いで身をひるがえして逃げてしまう、と言うパターンが大半です。

 

現在「呼んでも来ない」ことにお悩みの飼い主様へ

 

来てもいきなり手を出さないこと

 

過去に、せっかく来た子をすぐに抱き上げそのまま嫌なことをした経験がある飼い主様は、今後しばらく、来た時に手を出すことはやめましょう。撫でるのもNGです。

呼び戻しにはおやつを使用しますが、以下のようにおこなうことで手への警戒心を緩めてあげてください。

まずは、楽し気に下がりながら呼んでみましょう。

 

【Step1】来たらすぐにおやつ(この時、距離が遠くてもあまり気にしないこと。ちょっとでもこちらに来たことに対して、それを認めてあげましょう)

徐々に

【Step2】来たらオスワリ→おやつ。

その後

【Step3】来たらオスワリ→おやつを手から離さずに食べさせ、食べている最中に撫でる(警戒心が強い場合最初は手の甲で)。

【Step4】3で撫でている最中、

① 徐々に胸の下の方を撫でる→軽く持ち上げまたすぐに下ろして撫でる

または

② 徐々に首輪(あらかじめ装着しておく)に手を掛けてそのまま撫で続ける

 

その後は常に【Step4】をおこないその後またすぐに開放してあげていれば、極端に手を避ける反応は徐々に改善されます。

手に警戒心を持っている子は、じっくり時間をかけて慎重におこないましょう。

 

今回のヨーキーちゃんはとっても動きが素早いため、室内を走り回り飼い主様の傍を通る瞬間に捕まえる、と言う状況をかなりの頻度で繰り返していまし。そのため、「近づくと捕まる」と言う印象が強いようで、呼んで来た時におやつはあげられても、手を出すとすぐに逃げ出すようになってしまいました。

 

こうなると、手への信用を取り戻すのには少し時間がかかりますが、決して捕まえず、焦らずおこなえば、ふいに良くなる瞬間が訪れるでしょう。

 

帰り際、私を見送るため2階のリビングから1階の玄関まで階段を降りるため抱きあげようとしても、やはりここでも捕まらない。でも、リビングに背を向けて階段に座り、膝を叩いて呼ぶと、ポン!と膝の上に乗ってきて容易に抱き上げることができました。ほんのちょっとの動きの工夫で、犬の心理や動作は変わります。逃げるなら、逃げたくなるような要因を排除し、一からやり直してより良好な関係が作れるよう試みましょう。

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