子犬のトイレトレーニング〈後編②〉
トイレトレーニングの「失敗を減らす」ために
トイレトレーニングの基本は「とにかくできるだけ失敗させないこと」です。
またワンコごとに個々のこだわりがあるため、そのコの個性に合わせた対応の微調整も必要です。
前提条件
はじめからケージに戻って排泄することを望まない
多くの飼い主様は「ケージ内にいる時はトイレでできるのに、ケージから出すと失敗する」「ケージに戻って排泄してくれない」と嘆きますが、ケージから解放されている最中に自らケージに入るのは、水が飲みたいとき&大好きなオモチャがそこにあるとき、などの最低限。と言うコも少なくありません。
言い方は悪いですが、「トイレごときにわざわざ自らケージに入ってくれるコなんて少数派ですよ!」とお伝えしておきます。
しかも中には、偶然ケージに入った瞬間に「これ幸い!」と扉を閉める飼い主様も多いのですが、こんなことをしていたら「うっかりケージに入れない」と思うのは当然のことと言えます。
ケージ内にしかトイレがない状態でトイレを教える場合には、誘導することが必須条件です。
誘導もせずに、排泄したくなったら自らケージに入ることを望むことにそもそも無理がある。と覚えておきましょう。
トイレを壁際に寄せない
トイレスペースはできるだけコンパクトに、壁際に寄せて設置するお宅が多いですが、ワンコの体格に対して敷いているトイレのスペースが狭い場合は特に、壁際に寄せると手前に排泄する失敗が増える傾向があります。また、トイレスペースをフェンスで囲っている場合には四隅に10~20cmほどの余白をつくりましょう。
ケージ以外にトイレスペースを設け、フェンスなどで仕切りをつくることは大賛成ですが、閉鎖的な空間になるほど排泄しづらくなりますので、家具や壁などの構造もうまく使いながら、トイレスペースが狭くなり過ぎない工夫をしてくださいね。
個性に合わせた対応を
トイレトレーニングは、ワンコの個性に合わせた柔軟な対応が求められます。
① ほんのちょっと工夫しただけで、翌週のトレーニング時には見事にクリアされ以後すっかり安定しているコもいれば、
② 失敗の状況や、条件変更したことへの犬の反応をみながら少しずつ微調整し、一進一退を繰り返しながら数ヶ月かけてようやくゴールにたどり着くケースもあります。
何度も言いますが、トイレトレーニングの基本は「失敗させないこと」。これしかありません。
②の場合、多くの飼い主様は「どうだろう大丈夫かな~?」と思っていたにも関わらず結局違う場所でやっちゃった!とか、うっかり扉閉め忘れていた。とか、「何回か成功したから大丈夫かも?」と、ちょっと気を抜いてしまった・・・・などなど、大半はこのようなパターンです。
気を抜いた分だけ時間がかかるもの
人間だもの、「ちょっと気を抜く、うっかりすることくらいあります。」
おっしゃる通りです。でも、そのうっかりの頻度が多ければ多いほど、安定までの道のりは遠くなります。
自分のうっかりを「しょうがない」としておきながら、ワンコに対し「なかなか覚えない」と嘆き、ワンコを悪者にしないよう気を付けましょう。
トイレトレーニングに時間がかかる場合、そもそものスペースの作りややり方が間違っているケースもありますが、そこがクリアされているにも関わらずうまくいかないお宅では、上記のように「ちょっと気を抜く」ことを繰り返してしまい、徹底しきれていない方が多いと感じます。また中には、失敗しやすい条件をお伝えしたにも関わらず、そこを改善せずに「どうにか犬に覚えて貰いたい!」と言う考えが外れない飼い主様もいらっしゃいます。が、基本を押さえることは最低限の条件です。
このアイテム(トイレシートなど)上でする、このエリアでする、などの条件が安定してきてから、徐々に、本来させたかった場所へ移行させることは十分可能ですので、まずは一定条件での安定を第一に考えて取り組んでいきましょう。
↓ 子犬に関する情報をまとめたページ ↓
前の記事へ
次の記事へ