あおむけ姿勢の練習〈後編〉
仰向け姿勢の基本
通常の抱っこは何の問題もないのに、仰向けになる瞬間はほとんどのコが脚を突っ張り緊張状態に陥ります。
ビックリしてプチパニックになったワンコを慌てて解放してしまう飼い主様も多いですが、徐々に慣らすはじめの一歩ですので、すぐに解放しないよう注意しましょう。
またもしも、その手前の「落ち着いて抱っこできないコ」であった場合には、まずは抱っこの練習からおこない、その状態に落ち着いてきたら次のステップへ進みます。
どんな姿勢でも基本は重心で支える
どんな姿勢でも何をするにしても、基本的な考え方・やり方は全て同じ。
暴れる時にはしっかりホールドして、その体勢をキープします。
ただし、ギューギュー押さえつけて苦しくさせないように、またワンコの脚やマズルなど、ボディ以外の部位だけを強く握ってキープすることはNGです。
ホールドする部位は「身体の重心」が基本です。通常、重心は心臓の周辺となります。幼いパピーや体重の軽い小型犬であれば、片手で重心を抱えただけで、身体を持ち上げることができる位置になります。
抱っこの場合も身体の重心を下から抱えるように抱っこしましょう。
重心に手を添えている状態 ↓ ↓

また体勢キープが難しく、逃げ出してしまうケースでは、首輪&リードの装着をおススメします。
飼い主は嫌なことをしているわけではない!
①暴れたら重心をしっかり押さえる(「押さえつける」ではありません)
②脱力してきたらこちらもゆっくり軽く緩め穏やかに優しく声掛け&軽く撫でる
③また動きそうになったら再度押さえる・・・・
この行程を何度か繰り返すと、どんなタイミングで押さえられ、どんなタイミングで楽になるのか?に気づき始めます。
脱力して飼い主様に身体を預ければ、ただ飼い主様の「あんよベッド」に埋もれてリラックスしているだけ。間もなく寝てしまうコも少なくありません。

ワンコがここに気づきさえすれば、その行為が「嫌なこと」とは思わなくなるはずです。
「嫌なこと」と思わせ続けるのか?
「嫌なことじゃない」を教えてあげるのか?・・・・
それ「そんなに嫌なことじゃないよ」をちゃんと教えてあげられたら・・・・ワンコも飼い主様ご自身も、きっとお互い楽になれるはずです。
あなたならどちらを選択したいですか?
慣れてきたらお手入れもできます
「仰向け姿勢」に慣れ、十分受け入れてくれるようになってきたら・・・・あとはそのままお手入れ行為をしていくことも可能です。
目ヤニ取り・歯磨き・足周り&お腹のブラッシング・爪切り・足拭きなどは、むしろ仰向け姿勢の方がやりやすいコも多いようです。
はじめは作業に夢中にならないで!
ただし、お手入れ行為をする際、一番大事なこと!それは、作業を完結させることよりも慣らすことを優先させること。
ポイントは「落ち着くまで次の作業を始めない」ことです。
詳しくは「終わり良ければ全てヨシ」をご参照くださいね。
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