DOG SCHOOL リーディング

犬のケージはいつまで使うのが理想?〈後編〉

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諦めることを教える

 

例え、トイレの問題がクリアされ&部屋をスッキリ片付け、誰かがちゃんと目を掛けられるような状況であっても、私は、度々ケージで休ませる時間をつくることをおススメしています。

 

当たり前を教えない

 

部屋に誰かがいる時は、自分も出してもらえるのが当たり前。そう思っていると、ちょっと犬が苦手な子供のお友達が遊びに来た時や、業者の方が何か作業しに来た時、床に食べ物をこぼしてしまった時などなど・・・・様々な場面で、ちょっとケージに入っていて欲しい、と思っても、「ここから出せー!遊べー!」と言わんばかりに文句を言うコも結構多く見かけます。

 

「この状況では必ず自分はこうしてもらえる」

 

こんな感じで当たり前と捉えられると、それが叶わない時にはむしろ大きなストレスとなります。

 

「常日頃発散不足なのに、ケージに入れる時間をつくる方がよりストレスでは?」そう思われる方も多いでしょうが、日ごろから小さいストレス環境をつくり習慣化しておくことで、いざ叶わない時のストレスは最小限となります。

 

狭いケージに閉じ込めておくのは可愛そう

 

また、「小さなケージでは罪悪感が・・・・」

 

と言う方へは、ケージの前にサークルスペースをつなげたり、部屋をどこかで仕切り、飼い主エリアとワンコエリアを分けられる構造をつくるのもおススメです。これは、一生涯と言うわけではなく短期的なものですので、家具の構造などを工夫してエリア確保を考えてみて下さいね。

 

1歳6ヶ月までが目安

 

ちなみに、「ケージ利用はいつまで続けたらよいでしょうか?」と聞かれた場合、私からは「生後1歳6ヶ月以降に徐々に解放を増やしましょう!」とお伝えしています。

 

ケージ利用に限らず、様々なことにおいてどうすればよいか迷うこと、沢山あるかと思います。

リビング以外の部屋(各々の個室)への出入り・ソファの上に乗せていいか・一緒に寝てもいいか?などなど・・・・このように何か迷った時には、1歳6ヶ月までは犬にとって都合の悪い方を選択しておき、1歳6ヶ月~2歳にかけて徐々に様々なルールを緩めていくことをオススメいたします。

 

人間で言うと、中学・高校生までは門限があったり、テレビを観る&スマホを触る時間などに制限があったりしても、高校・大学生以降は徐々にルールが緩くなっていきますよね?(➔この例の場合、高校生を徐々にルールを緩和する移行期としています)

こんな感じでイメージするとわかりやすいかと思います。

 

あくまでも「迷った時」の判断指標として参考にしてください。

 

いざと言う時のために

 

また、1歳半以降家の中のケージは不使用になったとしても、車での移動時や動物病院への通院、来客時など、必要な時にはいつでもケージ利用できるように準備しておきましょう。

 

災害避難も想定しておく

 

地震や風水害などにより避難する際には、ケージの使用が必須となります。

車での同伴避難もありですが、状況によっては車が使えなくなる可能性もあります。

 

不測の事態に備え、いつでもケージでの待機が当たり前にできるよう、準備しておくことは大切です。行政からこの件について、飼い主様に周知徹底の協力を依頼されています。是非一度、災害時の避難に関する情報を調べ、様々なパターンを想定して心とアイテムの準備をしておきましょう。

 

入院することもあります

 

病気やケガで入院した時など、ケージで落ち着いていられるワンコは傷の回復も順調で治りも早くなります。

 

あまりにも騒いで暴れてしまう場合「傷口が開いてしまう可能性があるのでお迎えに来てください」と、術後間もない状態にも関わらず退院させられてしまうケースもあります。

 

術後間もないワンコのケアを、傷口を舐めないように、ジャンプなどして傷口が開いたり、幹部をぶつけたりしないよう見張らなければいけないのは、飼い主様にとってもかなりのプレッシャーとなります。

 

7歳頃ヘルニアを発症したMダックスちゃん

実際過去、7歳頃ヘルニアになり手術した生徒ワンコが、本来1年くらいかかる術後の回復やリハビリが、4~5ヶ月と言う驚きのスピード回復を見せ獣医さんに絶賛されていました。手術直後の数週間、狭いキャリーケージ(バリケン)でおとなしくいられたこと、その後のスイムリハビリでも順調に泳げたことなど、全てにおいてそれまでのトレーニングの成果が存分に発揮されたケースでした。

 

やはりケージの練習は、様々な場面を想定して、いざと言う時の為にも是非おこなっておきたいですね。

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