DOG SCHOOL リーディング

お散歩以外での首輪&リード活用法〈前編〉

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首輪&リードの有効活用

 

ここでの首輪&リードは、散歩に使用するものと同じでも別物でも構いません。

ハーネスでもできなくはないのですが、ハーネスでは少々やりにくい場面もありますので、「お散歩はハーネス」を予定している場合でも是非とも首輪は1本準備してください。

 

何のために首輪&リードを使う?

 

現状うまくいっていないお手入れ行為などをする際には、何かしらの行動抑制が必須条件です。

行動抑制を容易にするための方法は、「スペースを狭める」または「首輪&リードを付ける」この2つです。

 

ワンコが嫌がるお手入れ作業をしなければいけない時、押さえていた手をするりと抜け出し、飼い主様から逃げ出すことがありますが、この時そもそもその部屋が狭い、あるいはリードさえ付いていれば、手から抜けてしまっても逃げることはできません。

 

結果「逃げられなかった」が重要!

 

逆に、するりと抜け出し飼い主の元から逃れられると、次も同じパターンで逃げることを覚えてしまいます。

逃げることを覚えてしまったワンコは、別のあらゆる都合の悪い場面でも、まずは逃げることを考えるようになります。

 

逃げる思考癖が身に付き始めると、これから何をされるのかわからず不安を覚える度に、即「まずは逃げちゃおう!」と考えるようになります。何をされるのか?を考える前に逃げる選択をしてしまうのです。

 

その作業「それほど嫌なことじゃないよ」を教える

 

お手入れ行為を穏やかにできるようにするための最大のポイントは、ワンコがその動作を「実は思ってたほど嫌な事じゃなかったかも」と気づかせてあげることです。

 

身体が動いている間は「頭は働かない」

 

逃げることを考えている、あるいは逃げるために暴れたり抵抗しているワンコは、「どうやって逃れるか?」しか頭にないので、飼い主のその動作が何をしようとしているのか?あるいは自分が何に恐れているのか?考える余地がありません。

 

場合によっては、ただ抱っこしようとしただけ、ただ撫でようとしただけなのに、昨日抱っこのあとに嫌なことがあったから、撫でると見せかけて捕まえられたから、などの過去の経験によって、なんだかわからない時にはまず逃げておいた方がよい!と条件反射的に、咄嗟の判断で動くことを選択してしまい、これから何をされるのか?どれだけ嫌なことなのか?実は嫌なことではないのか?を考える余裕がないのです。

 

そうは言ってもワンコには、「これからすることは何も怖いことではないよ」などと言葉で説明し理解させることができませんよね。
では、どうやって教えていけばよいのでしょうか?

 

続きは後編へ>>

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