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犬のお手入れ

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耳掃除・爪切り・ブラッシング・歯磨きなど

 

犬の耳掃除・爪切り・ブラッシング・歯磨きなど、一通りのお手入れ行為を、ご自身で出来るようにしておきましょう。

 

ブラッシング

 

これは日々おこなうものですので、当然ご自身で出来なくてはいけませんね。

ブラッシングは、まだ細くて少ないパピーコートのうちにスリッカーブラシなどを使うと、痛い思いをさせて嫌がられてしまうケースもあり、毛玉ができるほどの毛量でもないと、「まだいいか」と後回し、あるいは「やりたくてもできない」とあきらめている飼い主様を多く見かけますが、実際には、パピーの頃から「まねごと」程度の軽いお手入れ行為や、細部を触る行為などをおこなうことで、徐々にブラシに慣らしていくことが必要です。

 

スリッカーブラシ

 

先が鋭く一見痛そうですが、皮膚にブラシの先を当ててはいけません。軽く浮かすようにふわっと当てながら引いていきましょう。少しでも引っかかったら、ブラシの角度を変えて一度毛を逃がし、その部位をピンポイントにつまんで少しずつ梳いていきます。パピー期に、引っかかったものをそのまま引っ張って痛い思いをさせると、ブラシ嫌いになるので注意しましょう。

 

歯磨き

 

パピーの頃は、まだ乳歯のため歯磨きもあまり必要ない(まだ手を付けられない)ことから、後回しにする方も多いのですが、パピー期にしばらく何もせずにいると、気付いた時には歯磨きはおろか、口元を触る事さえままならない、目ヤニを取る事さえできないワンも時々見かけます。

 

歯磨きは、最初からブラシなど使わず、まずは仰向けの姿勢で口元を触り・マズルコントロールをおこない、少しずつ指を入れて指で歯を軽く触る(マッサージする)程度から慣らしていきましょう。まずは歯の見える部分、外側だけマッサージできるようになればOKです。

 

慣れてきたら徐々に指にガーゼや専用シートなどを巻いてお手入れしていくとよいでしょう。

 

 

爪切り

 

爪切りは、動物病院やトリミングサロンでプロに依頼することができるため、敬遠してしまう飼い主様も多いのですが、ブラッシングや口元を触る行為などに慣れ、余裕とチャレンジ精神のある方は、ご自身で爪切りもできるようにしておきましょう。

 

綺麗に短くカットしてもらうのはプロに任せても良いので、ご自身でも切れる・できる、ような関係性を築きましょう。

 

爪切り後のヤスリかけ中

(とてもリラックスした表情で終わるのを待っています)

 

耳掃除

 

ちょっと要注意なのが耳掃除。

「ちゃんとお手入れしてあげなくちゃ!」と言う気持で毎日あるいは週に2~3度、一生懸命耳掃除をされている飼い主様もいますが、やりすぎが原因で外耳炎になっているケースを何件か見てきております。

 

実は耳掃除、汚れていなければ触らなくてOK。やるのは月に2回程度で大丈夫です。

シャンプーをした時には絶対必要ですが、それ以外では、日々耳の中のチェックだけおこない、気になった時だけ優しくソフトタッチでおこないましょう。綿棒を何本も使って、グリグリやるのはタブーです。

 

仰向け姿勢に慣らす

 

まずはどのお手入れ行為を始めるにも、仰向け姿勢をマスターしましょう。

仰向けにして、体のあちこちを優しく触り、マズルコントロールをおこない、口を開けて中を見たり目ヤニを取るなど、徐々に様々なお手入れ行為をしていきましょう。ただし、一定の行為をいつまでも長くやり過ぎないこと。

 

犬がおとなしいとついつい、「もう少し」「あとちょっとここだけ」と欲が出てどんどんやりたくなってしまうのですが、せっかく犬がおとなしくしているのですから、「いい子にしていればすぐに終わるからちょっとだけ我慢しようね」と教えたいので、最初に欲張りすぎないよう注意しましょう。

 

我が家では猫も仰向けポーズで爪切りです(=^・^=)

 

また、やめるタイミングは、犬が暴れた時に終了しないように!暴れて終われば、次も「イヤだな」と思ったら暴れて抵抗しようとします。

動物病院でもトリミングサロンでも、時に我慢が必要な場面は必ずあります。

ちょっとのことで都度暴れないよう、抵抗したときには一度持ち上げて(小型犬&パピーの場合)落ち着かせるなどしつつも、解放しないよう注意しましょう。

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