犬のしつけの必要性
何のためにしつけをするのか?と言う目的意識を持ちましょう
飼い主様が犬を飼う目的は様々ですが、その多くは「自分にとっての癒し」「家族として」「子供が独立したorいないから」などの理由があるのではないかと思います。
この場合、犬に求めるものは「もっと落ち着いて欲しい」「静かにしてほしい」「噛んだり飛びついたりしないでほしい」「傍らにおとなしく居てほしい」など・・・・と言うことになるかと思います。
では、犬の立場からすればどうでしょう?
「犬にとっての生きがい」も大切に
それに対し犬の楽しみ・生きがいは「おいしいもの食べたい」「ボールやおもちゃで遊びたい」「走り回りたい」「お友達と遊びたい」「たくさんの人に可愛がられたい」と、仔犬でなくともこんな感じではないでしょうか?
飼い主様が犬に、「家の中でもっとおとなしくしていて欲しい」「落ち着いて欲しい」と願うなら、上記犬の望みをどこでどう叶え発散させるかも同時に考える必要があります。飼い主様の希望ばかり押し付けても、しつけはうまくいきません。バランスが大切です。
私が考えるしつけ・トレーニングの目的
他人に迷惑を掛けないこと
吠える・・・・相手を驚かす・家で吠えてご近所迷惑・訪問者と会話がままならないetc・・・・
飛びつく・・・・相手を驚かす・けがをさせる・洋服を汚すetc・・・・
リードを引っ張る・・・・急に飛び出し自転車や車に迷惑をかける・曲がり角で犬が先に出て相手を驚かす・リードを引っ張り自由にどこでも排泄してしまうetc・・・・
獣医・トリマー・ご近所さんなど、誰からも可愛がられる存在に
獣医さんやトリマーさんは仕事ですから嫌な顔はしませんが、内心「あまり来て欲しくないな」「怖いな」「嫌だな」と思われているワンは、実際にいます。
「自分は出来ないからやらない」爪切りや耳掃除やお手入れ、体中を触っての健康観察などを仕事としてやってくださいます。
獣医さんもトリマーさんもその他多くの犬に携わるお仕事をする方々の殆どが、犬が大好きだからこの仕事をしています。
でも、その時に大暴れする子や噛み付いてくる子、また預かっている最中吠えまくる子がいたら、そのようなワンでも本心から可愛いと思ってもらえるでしょうか?何かしら(ケガや病気など)の原因があり、それを理解したうえで暖かく受け入れてくださる方は多いですが、わがままで暴れたり噛んでくる子に対してもそう思ってくれるかは疑問です。
ショップや病院に連れて行ったときに、「○○ちゃんいらっしゃ~い!」「可愛いね~!」「またいつでも来てね~!」と本心から言ってもらえるようなワンに育てたいですね。
犬もストレスを感じています
しっかり我慢する感覚を身につけた子は、ちょっと嫌なこと(例えば爪切りや注射、お口の中を見ることなど)があっても「少し我慢すればすぐに終わる」ことを知っているので、それほどストレスを感じていません。が、あまり我慢をさせずに育ち、できるだけ普段そのような行為をされずに生活している子は、トリミングや診察など、いざそれをしなければいけない時には警戒し、唸ったり・暴れたり・時に攻撃したりしてきます。この時のワンは大きなストレスを感じていますし、暴れることで余計に時間がかかったり、自分が暴れたせいで痛い思いをしている場合もあります。
しばらくじっとしていれば案外嫌なことではないし、早く終わるんだよ!と理解できるようにしてあげたいですね。
ご自身の努力で皆に愛されるワンコに
元々、日々の生活に特に大きな問題がないと、ちょっと嫌なことがあった時に唸ったり噛むなどの反応をした場合、その行為をやめてしまう飼い主様もいらっしゃいます。が、時にこのような反応が出ることを放置してしまうと、動物病院やトリミングサロンなどで反応を出すようになったり、また成長に伴い家での様々なお手入れ行為が以前よりやりにくくなり、触れない箇所やできないことが増えてしまうケースも見られます。
実際、目ヤニが取れない、口にくわえたモノを取れない、首輪やハーネスを付けられない、手足やお尻を拭けないなど、日々の生活に支障をきたすような反応をするワンも多く見ております。
また、場合によっては、トリミングサロンでお断りされているケースもあります。
「うちの子の魅力をみんなにも知ってもらいたい」なら是非、誰からも可愛がられる存在になれるよう、飼い主様ご自身が逃げず・避けずにしつけをおこなっていきましょう。
トレーニングのお問い合わせはこちら
【電話受付】 9:00~20:00(土日祝 対応可)
トレーニング中はお電話に出られない場合があります
iMessage(iPhone使用)・ SMSなどもご利用ください
前の記事へ
次の記事へ