DOG SCHOOL リーディング

マテの練習はしっかりとおこないましょう

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3回目の外トレーニング

 

1回目はお散歩リードの引っ張りと拾い食いの対処やハトなどの誘惑に対し行かないようマテを、2回目はクンクン臭い嗅ぎ自由行動状態からの呼び戻しや、オスワリ状態でのマテを練習したドーベルマンくん。

 

3回目の今日は、歩き出してすぐに違いを実感!

今まで家から出ると、近所の公園までグングン引っ張り気味に歩いていたのですが、時々顔をあげ飼い主様をチラとみながら、あまりリードを張らず適度なポジションとスピードで歩けています。飼い主様の歩様を確認している様子でとても理想的です。

 

公園に到着し、少し草や木の多いところでクンクンさせて呼び戻しの様子をチェック。飼い主様の声掛けに反応してすんなり戻り、なかなか良い感じです。

 

その後、スワレマテの状態で5m以上離れたり、周りをまわるなどしていただきましたが、動かずよく待っていました。1週間でなかなかの安定感です。

 

マテの練習では「待っている状態をしっかり褒める」を繰り返すこと

 

ただ、ちょっと気を付けていただきたいのは、マテの後にオイデばかりさせないこと。

マテで距離を離れられるようになると、多くの飼い主様はそのあとオイデをさせます。

時にはこれもいいのですが、出来る限り最初のうちは待っている犬の元に戻り、「座ったままの状態を保ちながら褒める」こと。これが最も重要です。

毎回毎回、マテ→オイデを繰り返していると、飼い主様がマテと言って離れたら「そのあと呼ばれる」と学習し、フライングして動きだします。これを数回繰り返すと、それまでとてもよく待てた子でも、マテの安定性が崩れてしまうパターンが多く、せっかくあれほど上手に安定して待てていたのにもったいない!といつも感じています。

そのためできる限りトレーニングでは、「マテで離れたら、2/3以上は戻って褒めてください」とお伝えし、オイデの練習は、離れた時の1/3以下に留めるようお願いしています。

 

トレーニングは3歩進んで2歩下がる

 

トレーニングをおこなう場合、失敗したら次は必ず1/3程度に難易度を落として、もう一度トライしましょう。

例えば3m離れて15秒待てたが動いてしまった!場合、次は1mの距離で5秒ほど待たせ、ゆっくり戻ってよく褒めてあげましょう(この時、褒めてもスワレの状態はキープ、立ったり動いたりはしない程度に褒めます)。そして徐々に2m10秒から再び3m15秒へと進めていきます。また、練習しすぎて犬が飽きてしまわないように、何度かおこなったら適度に遊んだりはしゃいだりさせて、息抜きさせることも重要です。

 

マテが安定してできるようになれば様々なことがうまくいきます

 

飼い主様に「この子はマテは出来ますか?」と質問すると、「ゴハンのマテは出来ます」と答える飼い主様が多いのですが、どれだけゴハンの前のマテをしっかりおこなったり、長時間できるようになっても、他の場面でのマテにはあまり効果がない場合が多いのですが、できれば、マテだけは義務感をベースに教えていただきたいと考えています。

これを練習するのに適しているのは、ケージから出す時に扉が開いても勝手に飛び出さない練習をしっかりとおこなうことです。

 

また、スワレやフセの姿勢などでも、次の合図まではその状態をキープさせます。褒めたら終わり(動いていい)ではありません。

これさえちゃんとやっておけば、あらゆる場面でマテを有効に活用することができます。派手に褒めると嬉しくて動きますので、褒め方にもちょっと工夫が必要です。

 

スワレと言ったら「スワレ&マテ」

フセと言ったら「フセ&マテ」

ケージでもお部屋や玄関でも、扉が開いてもOKが出るまでは「マテ」・・・・です。

 

どんな場面でも、マテが出来ていれば危険回避&トラブル回避にも役立ち、様々なコマンドの中で最も重要なのは「マテ」だと考えています。

是非、マテだけはしっかりと教えてあげてください。本当に本当に様々な場面で役立ちます。

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